バレエピアニスト勉強会Vol.8レポート その1



バレエピアニストへの夢を応援するプロジェクト

🎵バレエピアニスト勉強会🩰


各方面で活躍されているゲストをお呼びして、専門性を高めていってもらう場ができればと始めた合同勉強会。


第8回目を迎えた今回は、以前『作曲・編曲講座』をご担当いただいた、ピアノ芸人まとばゆう先生を招いて行いました!!




第8回のテーマは<8カウントの芸術~バッハから民族音楽まで~>


既存のクラシック音楽からいかに自然に曲の特徴を用いて発展させるか、まとば先生のわかりやすい解説で学んでいきました。


課題曲は以下の通り。


①バッハ『イギリス組曲』第2番+8

②ドビュッシー『レントより遅く』+8

ラヴェル『亡き王女のためのパヴァーヌ』+8

③讃美歌『アメイジンググレイス』+8

④イングランド民謡『グリーンスリーヴス』+8

⑤ボサノバ『イパネマの娘』+8

⑥ヴェルディ『アイーダ凱旋行進曲』+8

⑦リスト『ハンガリー狂詩曲第2番』+8

⑧ピアソラ『リベルタンゴ』+8

⑨アルベニス『アストゥリアス』+8


実際のバレエクラスで使える曲目です。(私の持ちネタたちですw)


これらの曲はポリフォニーであったり、ペンタトニックであったり、教会旋法を使用したものであったり、ジプシー音階、ナポリの和音を使って作曲されています。


音大時代、ソルフェージュや和声の授業で耳にしてきた音楽理論ですが、それをしっかりその後の音楽活動で活かせている人は少ないのではないでしょうか?


と言うよりも、音大時代にその理論の素晴らしさがわからないまま、過ぎてしまったような気がします…


バレエピアニストいうのは日々プレイヤーでありクリエイターでもあります。


クリエイターの部分を強化していくために、エキスパートのまとば先生に曲の構造を熱く語っていただきながら、その理論を活かした少々難易度の高い即興にチャレンジしてもらいました!


皆さん理解できてるかな?フリーズしてしまうかな?と心配もしましたが、果敢にチャレンジしてくれ、8カウントの限られた音楽の中で個性を出してくれました😊


即興やアレンジの苦手意識がなくなると、バレエピアノに限らず演奏の仕事の幅も広がると思いますので、今後もぜひ作曲講座を定期的に開催したいと思います。


今回勉強会のためにバレエのクラス音楽について研究し、的確なアドバイスを下さったまとばゆう先生、本当にありがとうございました!!✨

そして今後ともよろしくお願いいたします💜

バレエピアニスト勉強会Vol.8レポート その2へつづく…

Keiko Ballet Piano School

東京バレエ団ピアニスト 松木慶子によるバレエピアニスト養成のための学び場

0コメント

  • 1000 / 1000