バレエピアニスト勉強会Vol.6レポート

バレエピアニストへの夢を応援するプロジェクト

🎵バレエピアニスト勉強会🩰

各方面で活躍されているゲストをお呼びして、それぞれの専門性を高めていってもらう場ができればと始めた合同勉強会。

先月末に東京バレエ団ファーストソリストの伝田陽美先生を招いて、新宿村スタジオにて第6回目を開催しました。

今回は見学の音大生さんも参加され、賑やかな勉強会に(´∀｀)

6回目は、バレエピアニストの仕事である「レッスンピアノとリハーサルピアノを経験してみよう！」という、2時間でバレエピアニストの仕事をプチ体験してもらおうという濃厚プログラム。

前半のレッスンピアノでは、今回はセンターを中心に行い、アンシェヌマンに対しての選曲、テンポ、カウントを生徒さんに弾いてもらいながら解説していきました。

伝田先生も現場でのあるある話やダンサーならではの音の感じ方をわかりやすく伝えてくださり、受講の皆さんは演奏のポイントがより具体的に見えることができたと思います。

後半のリハーサルピアノではインザナイト第二パドドゥの冒頭部分を課題曲とし、まずは私からのヒントなしに、映像と楽譜から自分で考えたことを意識し弾いてもらいました。

リハーサルで一番大切なことは、流れを止めないことです。

そのためにピアニストはあらゆる準備をし、どこからでも演奏できるようにしなければなりません。

クラスピアノとは違うリハーサルならではの注意すべきポイントを説明しながら、16小節のなかにある細かいニュアンス表現を学んでいきました。

そしてテクニカルと同じくらい大切なダンサーや指揮者との関係性構築について、私の体験をもとに、縁の下の力持ちであるバレエピアニストの役割を伝えました。

インザナイトは見学の方含め受講者全員が弾くことができ、プロのダンサーとの息を合わせる貴重な経験ができたと思います。

勉強会後には親睦会兼ねたランチ会もでき、バレエダンサーさんとの交流を深められた1日になったのではないかなと思います。

伝田先生、美しい踊りと楽しい時間をありがとうございました🎵