バレエカレッジにゲスト出演します!
今月11月28日(土) <バレエカレッジ> バレエ音楽の魅力と秘密《第13回》 「くるみ割り人形」〜記譜から読み解くチャイコフスキーが描いた風景〜に、ピアニストとしてゲスト出演することが決まりました!!
【日時】
2020年11月28日(土)19:00~21:00(開場 18:30)
【会場】
[現地参加の方]
ブックハウスカフェ 2階(東京・神保町)
〒101-0051 東京都千代田区神田神保町2-5 北沢ビル2F
*都営三田線・新宿線・東京メトロ半蔵門線「神保町」駅A1出口より徒歩1分
*1Fは絵本専門店になります。正面左のビル入口からお入りいただき、直接2Fまでお越しください
[オンライン参加の方]
◎Zoomウェビナーを利用してのライブ配信を予定しております。
【詳細】
講座を担当されている指揮者の井田勝大さんとは、9月の東京バレエ団ドン・キホーテ公演でご一緒させていただき、その際に指揮者とピアニストの視点から見たバレエについて、何か企画ものができたらよいねとお話しくださっていましたが、それが実現し大変感謝しております!
講座内容は、
前半が指揮者とコレペティの関係性
後半がくるみ割り人形の楽曲研究
です。
コレペティという職業について、みなさん耳にしたことがありますか?
最近はコレペティ志望の音大生もたくさん増えてきましたが、簡単に言うならば、オペラ歌手やバレエダンサーに音楽稽古をピアノで行うポジションのことを指します。
例えば、指揮者が父親でコレペティが母親だとすると、父は忙しいなか全体を俯瞰しなければいけない重要な一家の柱なので、代わりに母親が細やかな部分に目配りをし、一家が成り立つようにサポートして育てていく…そんなポジションです。
オペラでは全体稽古を行う前に、歌手にマンツーマンでコーチし、発音や音程の違いなどを改善し、作品理解を深めていく役目を担います。
そのためコレペティは、語学や発声法についても精通していなければいけないですし、アンサンブルの部分では、欠けているパートをコレペティが弾き歌いしながら指導するので、情報処理能力に長けていなくてはやっていけない、大変深い知識を必要とする職業です。
また指揮者の役目もピアノで担当するので、スコアリーディング(スコアを読むこと)ができなければなりません。
フルスコアを見たことがない方は一度見てみてください。笑
オーケストラの楽器が全て書き込まれている、あの縦列を一気に読む能力、半端ないですよね。w
そのスーパー裏方?必殺仕事人?に私は憧れてしまって、このバレエの仕事に就くまではオペラやミュージカルでコレペティをやりたいなぁと考え勉強していました。
バレエコレペティという言葉はあまり耳にしませんが、バレエピアニストにおいてもコレペティ的な役割は担っていると思います。
特に初演ものを取り組むときは、リハーサルの段階毎に役割が変わってきます。
舞台の表側もキラキラと輝いていて素敵ですが、裏側も知ると、更に魅力溢れた総合芸術として楽しめると思います。
井田さんとは、ドン・キホーテのリハの合間で楽しいお話しをたくさんさせていただいたので、今から対談が楽しみです。
新型コロナの感染者数がまた増えてきているので、直接会場にくることは難しいかもしれませんが、zoomでも見ることができるそうなので、是非ご覧になっていただければ嬉しいです(^^)
松木慶子
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